こんにちは!
今回は「人は痛みがあるから行動する」というテーマについて、心理学的な観点も交えながら解説していきます。
「やらなきゃいけないのに行動できない…」そんな悩みを抱える人も多いですよね。
でも、逆に「どうしても変えなきゃ!」と思ったときは、不思議とすぐに行動できることも。
実は、人間が本気で行動するときには“痛み”が大きく関係しているんです。
では、なぜ痛みが行動の原動力になるのか、具体例を交えて詳しく見ていきましょう!
1. 人は「快楽」よりも「痛み」を避ける生き物
人間の行動には「快楽を求める」動機と「痛みを避ける」動機の2つがあります。
ただ、実際には 「痛みを避ける」方が圧倒的に強い のです。
これは「損失回避バイアス」とも呼ばれ、心理学の研究でも証明されています。
たとえば、以下のような状況を考えてみてください。
• ケース①: 1万円もらえる
• ケース②: 1万円失う
どちらも金額的には同じですが、多くの人は「1万円を失う方が辛い」と感じますよね。
これが損失回避バイアスです。
つまり、 「今のままではヤバい!」という痛みを感じると、人は行動せざるを得なくなる というわけです。
2. 痛みが行動につながる具体例
実際に、どのような痛みが行動につながるのか、具体的な例をいくつか紹介します。
① 健康の危機を感じたとき
「運動しなきゃ」と思いながらも、なかなか続かない…。
でも、 健康診断で「このままだと生活習慣病になりますよ」と言われた途端に食生活を改善し始める 人は多いですよね。
「今すぐに運動しないと、将来大きな病気になる」という痛みを実感したことで、行動に移せるようになるのです。
② お金に困ったとき
貯金が少ないと不安になるものの、「まあ大丈夫か」と先延ばしにしてしまいがち。
でも、 急に仕事を失ったり、予想外の出費が重なったりすると「やばい!節約しよう!」とすぐに行動に移る ことが多いです。
「お金が足りない!」という痛みが、強制的に節約や副業のモチベーションを生み出します。
③ 人間関係で強いストレスを感じたとき
たとえば、職場で上司に理不尽な扱いを受け続けていると、「もうこんな環境は嫌だ!」という気持ちが強くなりますよね。
この強いストレス(痛み)が限界を超えると、 転職や独立といった行動に踏み出すきっかけになる ことが多いです。
3. 痛みを上手に活用する方法
痛みが行動を生むなら、それを 「意図的に活用」 することも可能です。
具体的な方法を3つ紹介します。
① あえて「危機感」を持つ
人は現状維持を好む生き物なので、意識的に危機感を持つことが大切です。
たとえば、貯金を増やしたいなら「このままだと老後が不安だな…」と具体的に想像することで、行動のスイッチが入りやすくなります。
② 自分にペナルティを課す
人は「損をしたくない」という気持ちが強いため、 あえて自分にペナルティ(罰則)を設定する ことで、行動を後押しできます。
たとえば、こんな方法があります。
✅ 友人や家族に「罰金ルール」を宣言する
• 「1ヶ月以内に5kg痩せなかったら友人に1万円払う」
• 「資格試験に受からなかったら、好きなものを1ヶ月間禁止する」
こうすることで、 お金や楽しみを失うリスク(痛み) が発生し、行動せざるを得なくなります。
③ 強制的に環境を変える
「やらなきゃいけない」と頭では分かっていても、環境が変わらないと人はなかなか行動できません。
たとえば、勉強に集中したいなら スマホを別の部屋に置く、カフェに行く などして、強制的に「やるしかない環境」を作るのが有効です。
4. まとめ:痛みを恐れず、うまく利用しよう!
人は 「痛みを避ける」ために本気で行動する ことが多いです。
✅ 健康の危機、お金の不安、人間関係のストレスなどが強い行動のきっかけになる
✅ あえて危機感を持ち、ペナルティや環境の力を使うと行動しやすくなる
「痛みを避けるために行動するのはダメなこと」と思われがちですが、実はそれを うまく利用すれば成長のチャンス にもなります。
「どうしても行動できない…」と悩んでいるなら、一度 「今のままだとどんな痛みがあるか?」 を考えてみるのもいいかもしれません。
痛みを味方につけて、理想の未来を手に入れましょう!
『Stand.Fm』にて音声配信もやっています!
ブログの内容をよりわかりやすくラジオ形式で解説しているので、ながら聴きにオススメです✨

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