「一生懸命話しているのに、相手に全然響いていない気がする…」
「プレゼンや会議で、もっと人を惹きつける話し方がしたい!」
「自分の話が、相手にしっかり伝わって、心を動かすような影響を与えられたら…」
そんな風に感じたことはありませんか?
こんにちは!
この記事では、あなたの「伝えたい」という想いをしっかり相手に届け、思わず「もっと聞きたい!」と思わせるような『聞き入る話し方』について、具体的な5つの秘訣を分かりやすくお伝えしていきます。
コミュニケーションは、私たちの日常生活や仕事において、切っても切り離せない大切な要素ですよね。
良好な人間関係を築いたり、ビジネスで成果を上げたりするためにも、「伝える力」は不可欠です。
でも、ただ話すだけでは、相手の心にはなかなか響きません。
大切なのは、相手が自然と耳を傾け、話の内容に引き込まれていくような話し方をすること。
それが『聞き入る話し方』なんです。
この記事を読めば、あなたもきっと、周りの人を惹きつける話し方を身につけるヒントが見つかるはず。ぜひ最後までお付き合いくださいね!
そもそも「聞き入る話し方」ってどんな話し方?
まず、「聞き入る話し方」とは具体的にどんな話し方なのか、イメージを共有しておきましょう。
想像してみてください。
あなたが誰かの話を聞いているとき、時間を忘れて夢中になったり、話の内容に深く共感したり、思わず前のめりになって聞き入ってしまった経験はありませんか?
それがまさに「聞き入る」状態です。
聞き入る話し方とは、相手の注意を引きつけ、興味を持続させ、話の内容を深く理解・共感させるような話し方のことです。
単に情報を伝えるだけでなく、相手の感情に働きかけ、記憶に残りやすくする。
そんな話し方ができると、こんないいことがあります。
- メッセージがしっかり伝わる:誤解なく、意図した通りに内容を理解してもらえる。
- 相手の行動を促せる:提案や依頼が通りやすくなる。
- 信頼関係が深まる:「この人の話は分かりやすい」「もっと聞きたい」と思われ、良好な関係を築ける。
- 説得力が増す:プレゼンや商談などで、相手を納得させやすくなる。
- 自分の自信につながる:「伝わった!」という実感が高まり、話すことへの自信がつく。
ね、いいことずくめですよね!
では早速、そのための具体的な秘訣を見ていきましょう。
【秘訣1】話し始める前に!徹底的に「相手意識」を持つ
聞き入る話し方の第一歩は、「誰に」話すのかを強く意識することです。
自分の言いたいことを一方的に話すのではなく、相手が何を知りたがっているのか、どんな言葉なら興味を持つのかを考えることが重要です。
マーケティングの世界では「ペルソナ設定」という言葉がありますが、これはまさに相手意識を持つためのテクニック。
具体的にどんな人に話すのか、その人の年齢、職業、興味、悩みなどを想像してみるのです。
例えば、
- 専門家向けのセミナーなら、専門用語を使っても伝わるかもしれません。
- 全く知識のない初心者向けなら、基礎から丁寧に、分かりやすい言葉で説明する必要があります。
- 忙しいビジネスパーソン相手なら、結論から先に、簡潔に話すのが効果的でしょう。
このように、相手に合わせて話す内容や言葉遣い、構成を調整することが、聞き入ってもらうための大前提となります。
「この話は自分のための話だ」と相手に感じてもらうことができれば、自然と耳を傾けてくれるようになりますよ。
<Point>
話す前に、「この話を聞く人は、どんなことに興味があるだろう?」「どんな言葉なら理解しやすいかな?」と自問自答する習慣をつけましょう。
【秘訣2】耳心地の良さを演出!「声のトーン」と「話すペース」を操る
話の内容はもちろん大切ですが、実は「どのように話すか」も、相手が聞き入るかどうかを大きく左右します。
心理学者のアルバート・メラビアンが提唱した「メラビアンの法則」という有名な法則があります。
これは、コミュニケーションにおいて、相手に与える影響は「言語情報(話の内容)」が7%、「聴覚情報(声のトーンや大きさ、話す速さ)」が38%、「視覚情報(表情や態度、見た目)」が55%である、というものです。
もちろん、どんな状況でもこの比率が当てはまるわけではありませんが、声のトーンや話し方といった「非言語コミュニケーション」がいかに重要かを示唆していますよね。
聞き入る話し方のためには、以下の点を意識してみましょう。
- 声のトーン(抑揚):ずっと同じ高さの声で話していると、単調で眠くなってしまいます。大切な部分では少し声を張ったり、逆に問いかけるときは少しトーンを下げたりと、声に抑揚をつけることで、話にメリハリが生まれます。
- 話すペース(緩急):早口すぎると聞き取れませんし、遅すぎても間延びしてしまいます。相手の反応を見ながら、適切なスピードを心がけましょう。重要なポイントの前や、相手に考えてほしいときには、意識的に「間(ま)」を取るのも効果的です。この「間」が、相手の理解を助け、話への集中力を高めます。
- 声の大きさ:小さすぎると聞こえませんし、大きすぎると威圧的に感じさせてしまいます。相手との距離や場所に合わせて、聞き取りやすい適切なボリュームで話しましょう。
自分の話し方を客観的に知るために、一度自分の声を録音して聞いてみるのもおすすめです。
「思ったより早口だな」「単調に聞こえるな」など、改善点が見つかるかもしれません。
<Point>
単調にならないよう、声の高さや話すスピードに変化をつけましょう。効果的な「間」は、聞き手の理解と集中を促します。
【秘訣3】相手の心を動かす!「ストーリーテリング」で引き込む
人は、単なる事実やデータの羅列よりも、具体的な物語(ストーリー)に心を動かされ、記憶に残りやすいものです。
あなたの伝えたい内容に、具体的なエピソードや体験談、たとえ話などを盛り込む「ストーリーテリング」の手法を取り入れてみましょう。
例えば、商品の説明をする際に、スペックを淡々と説明するだけでなく、
「この商品を使ったお客様から、『長年の悩みが解決して、毎日が楽しくなったんです!』という嬉しいお声をいただいて…」
といった具体的なエピソードを交えることで、聞いている人はその情景を思い浮かべ、商品への興味や共感を深めることができます。
また、話の構成を工夫することも有効です。ビジネスシーンでよく使われるフレームワークに「PREP法(プレップ法)」があります。
- Point(結論):まず、話の要点・結論を述べます。
- Reason(理由):次に、その結論に至った理由を説明します。
- Example(具体例):そして、理由を裏付ける具体的な事例やデータを挙げます。
- Point(結論):最後に、もう一度結論を述べて話をまとめます。
このPREP法を使うと、話が論理的で分かりやすくなり、相手はスムーズに内容を理解できます。
ストーリーテリングと組み合わせることで、さらに説得力が増し、聞き手の心を掴むことができるでしょう。
<Point>
具体的なエピソードや体験談を交え、物語のように話してみましょう。
PREP法などのフレームワークを活用して、話を分かりやすく構成するのも効果的です。
【秘訣4】専門用語はNG?「分かりやすい言葉」を選ぶ思いやり
どんなに素晴らしい内容の話でも、使っている言葉が難しすぎたり、専門用語ばかりだったりすると、相手は理解できず、聞く気を失ってしまいます。
聞き入る話し方をするためには、相手の知識レベルに合わせて、できるだけ平易で分かりやすい言葉を選ぶことが大切です。
もし専門用語を使う必要がある場合は、必ずその意味を丁寧に解説したり、具体的な例え話を交えたりするなどの配慮をしましょう。
例えば、「このシステムはレバレッジを効かせることで…」と言う代わりに、「このシステムを使えば、てこの原理のように、小さな力で大きな効果を生み出すことができるんです」のように、比喩を使って説明すると、イメージが湧きやすくなりますよね。
また、業界特有の略語やカタカナ語なども、相手によっては伝わらない可能性があります。
「当たり前」と思っている言葉でも、相手にとっては「初めて聞く言葉」かもしれない、という意識を持つことが大切です。
常に「この言葉で、相手にちゃんと伝わるかな?」と自問自答しながら、言葉を選ぶように心がけましょう。
相手への思いやりが、分かりやすさに繋がります。
<Point>
相手の知識レベルに合わせ、専門用語や難しい言葉は避けましょう。
使う場合は、丁寧な説明や例え話を加える配慮を忘れずに。
【秘訣5】自信が伝わる!「熱意」と「ポジティブな姿勢」
最後の秘訣は、話の内容に対する「熱意」と、話しているあなた自身の「自信」です。
どれだけテクニックを駆使しても、話している本人が自分の話す内容に情熱を持っていなかったり、自信なさそうにオドオドしていたりすると、聞いている人にはその気持ちが伝わってしまい、話の魅力は半減してしまいます。
「この話は本当に素晴らしいんだ!」「これを伝えたい!」という強い想いは、自然と声のトーンや表情、態度に表れます。
その熱意が、聞いている人の心を動かし、引きつける力になるのです。
また、自信を持って話すことも重要です。背筋を伸ばし、しっかりと相手の目を見て(アイコンタクト)、堂々とした態度で話しましょう。
もちろん、完璧である必要はありません。少し言い間違えたり、詰まったりしても大丈夫。
それよりも、伝えたいという気持ちと、誠実な姿勢が大切です。
自信を持って話すためには、やはり事前の準備が欠かせません。
話す内容をしっかり理解し、構成を練り、何度か声に出して練習しておくことで、本番でも落ち着いて、自信を持って話せるようになります。
<Point>
自分の話す内容に熱意を持ち、自信のある態度で話しましょう。
アイコンタクトや姿勢も意識すると、さらに説得力が増します。
まとめ:聞き入る話し方を身につけて、コミュニケーションをもっと豊かに!
いかがでしたか?
今回は、相手が思わず聞き入ってしまう『聞き入る話し方』の5つの秘訣をご紹介しました。
- 相手意識を持つ
- 声のトーンとペースを操る
- ストーリーテリングで引き込む
- 分かりやすい言葉を選ぶ
- 熱意と自信を持って話す
これらの秘訣は、決して特別な才能が必要なわけではありません。
少し意識して練習するだけで、誰でも身につけることができるスキルです。
まずは、今日からできそうなこと一つでも構いませんので、ぜひ試してみてください。
例えば、家族や友人と話すときに、少しだけ声のトーンに変化をつけてみる、とか。
会議で発言する前に、「誰に一番伝えたいか」を意識してみる、とか。
小さな積み重ねが、あなたの「伝える力」を確実に向上させ、コミュニケーションをより豊かにしてくれるはずです。
聞き入る話し方をマスターすれば、人間関係が円滑になったり、仕事でより大きな成果を出せるようになったりと、あなたの可能性はさらに広がります。
ぜひ、この記事を参考に、『聞き入る話し方』をあなたのものにしてくださいね!応援しています!
『Stand.Fm』にて音声配信もやっています!
ブログの内容をよりわかりやすくラジオ形式で解説しているので、ながら聴きにオススメです✨
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